建設業 資金繰り

建設業の資金繰りは本当に複雑なのか?

投稿日:

■建設業の資金繰りの特徴

 

建設業の資金繰りは他業種に比べて複雑だと言われます

どのようなビジネスでも入金予定、支払予定は決まっているので
キチンと管理さえしていれば建設業に限らず難しいものではありません

それではなぜ複雑だと言われるのか?

①試算表との連動が薄い
②立替払い、支払い先行または前受金がある
③工事の進行度合いによって売上が変わる
④サービス工事分を他の工事売上で埋め合わせされる
⑤得意先も工程管理が緩いので計画通りに進まない
⑥材料代は手形支払い、人工代は現金支払いと同業者でも分ける必要がある
⑦その他数えたらキリがない…

 

①②は経理処理に関することで税理士と経理の連携が必要です

③④⑤⑥⑦は現場、得意先、業者との(立場、力関係を含めた)関係性によるところが大きい

 

■経理部ができる範囲

 

経理処理によって資金繰りは楽になるのでしょうか?

 

会計処理が発生主義や現金主義、工事完成基準や工事進行基準など
税理士から説明を受けても何を言っているのかわからないことも多いでしょう
しかも会計処理をまとめた試算表の最終利益と資金繰りとは(感覚的に)大きくズレが生じます

 

社長は、前受金・最終金・工事の進捗売上を予測しています
入金予測が頭の中の計算メモにどんどん記入されていく状態です
これを毎月の固定費と業者支払請求書と組み合わせているのが経理部です

 

つまり資金繰りを把握するには…

   A.社長の頭の中の入金メモ(前受金、進捗率売上など)
   B.経理部の管理している固定費
   C.業者からの支払請求書

をまとめる必要があります

 

私がこの中で信用している金額は「B.経理部の管理している固定費」だけです
その理由は毎月定額が多いのでズレないからです

 

「A.社長の頭の中の入金メモ」はズレることがとても多い
現場の進捗率が天候によって変わったり、案件が突然キャンセルになったり、着工が遅れたり、元請との力関係で減額、サービス工事扱いになったり…

社長が悪いわけではない不可抗力もありますが
社長の勘違いや思い過ごし、予測の甘さからくるズレも半分近くを占めます

 

■現場監理者の優劣で儲けが変わる

 

「C.業者からの支払請求書」もズレることがとても多い

事前にいくら請求して良いか?を事前打合せする業者ばかりであればいいが
材料、運賃、外注費など日々変化する納品に対して誰も管理していないことがある

・発注した現場監理者もいくら請求が来るかわかっていない…
(必要だから発注したんですけど問題ありますか?と逆に切れられることもある)

・納品した業者も経理が締めてみないとわからない…
(時間をかければ出ますけど、本当に必要ですか?といって渋られる)

誰も翌月末の支払い額がいくらになるかわからず当月に発注・納品しまくっている

 

『建設業界的にキッチリ管理したとしても
それぞれの会社の資金繰りの都合で
請求内容がすぐ変わるからやっても意味ない』

 

この言葉が発注・納品しまくる免罪符となってどんぶり勘定が加速していきます

 

■社長と現場監理者の変数を「わかる!」に変える

 

ABCの中で決まっているのがBだけ…
A、Cは数学的に言えば「変数」です

A(変数) - B(固定) - C(変数) = 資金繰り(わかるわけない)

「何で資金繰りがわからないんや!」と怒っても、A社長とC現場社員が入金・支払額をわかっていないのに経理でわかるはずがありません

 

変数が多い状況で計画通りに物事を進めることは非常に難しいのが現実です
であれば、変数を事前にわかるように仕組みを変えていくことが必要です

 

キーマンになるのは現場監理者(現場監督)です

・案件ごとの工事台帳を遅れ・モレなく作成
・納期、工事進捗管理
・仕様変更の可否、コスト積算
・業者発注の金額・時期・量の管理
・元請との進捗打合せ

などなど建設業の利益の源泉は現場監理者が握っています
(社長は売上を取ってくる営業マン的役割が大部分を占める)

 

※当社では経営者の右腕として
工事台帳をベースとした管理をサポートしています。
社長自身も現場に出ることが多く管理作業が進まない!
と悩んでおられる方はこちらをご覧ください。

 

■建設業の資金繰りはコントロールできる

 

建設業の資金繰りは会計処理的にも複雑というのは事実ですが
会計以外の部分で複雑怪奇にしているのは社長と現場監理者です

解決には「見える化」が重要ですが手間と時間がかかります
「管理」というのは現金が目に見えて増える仕事(営業マンの受注、現場での工事作業)ではないから皆さん嫌がります

そもそもキッチリした細やかな方が少ないのも建設業の特徴でもあります
だからこそ管理をしっかりすればライバル社に勝つことができます

元請からは管理の徹底している業者として信頼され
資金繰り面から見てもお金を残すことができる体制に変わります

 

※数か月後の資金繰りが怪しいな、銀行に相談しなくてはいけないな、と思われたら
この記事「建設業はなぜ銀行借入が難しいのか?」を参考にしてください

 

脱どんぶり勘定で安定した経営を手に入れてください!

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

中小企業の資金繰り改善を中心に、経営改善・計画策定・実績管理、

各種交渉の同行までサポートしています。

詳しくは「サービスのご案内」をご覧ください

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

経営に関するご相談や、記事に対するご質問は…
ご相談・お問合せフォームへお願いします。

【メルマガ】
『事業再生の現場から
~リアルレポート~』

クライアントの現場で日々起こる事件を
どう解決していくのか?
ぜひご購読ください。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ご相談・お問合わせはこちら
ご相談・お問合わせはお電話またはメールにて受け付けております。

まずはお気軽にご連絡ください。 

お電話でのご相談・お問合わせはこちら

TEL:0120-740-105 (スマホの方は直接タップして電話可能です:平日9:00~20:00) 

メールでのご相談・お問合わせはこちら

▶お問合わせフォームはこちら 

  経営者の右腕として資金繰りサポート経営計画作成支援資金調達サポート経理部長代行創業支援の対象地域は以下の通りです。

▶対応地域の詳細はこちら

関西地区全域(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)
中国地区全域(岡山県・広島県・山口県・島根県・鳥取県)
四国地区全域(香川県・徳島県・愛媛県・高知県)
中部地区(愛知県・岐阜県など)

※その他の地域も相談に応じます。

 

-建設業, 資金繰り

Copyright© 資金繰り改善の経営相談|大阪の事業再生支援はSME経営 , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.