■残すべき利益はいくらなのか
資金ぐりが大変な会社で
社長や幹部社員と
計画を立てるときの基本は
「会社が存続できる利益額」
を明確にし
そこから遡って考えてみることです
中には勢いで
「売上150%増加!」
と言ってしまう社長もいます
それは意気込みとしても大切ですし
実際、営業活動をたいしてしていなかったので
ちょっとやればそれぐらい上がる
という会社もあります
150%の根拠がしっかりしていれば
いいのですが…
そんな会社ならここまで
資金繰りが大変になってない!
とも思います
さて
「会社が存続できる利益額」
ですが
・借入返済額
・税金(特に消費税)
も考慮して考えなくてはなりません
決算で数万円の黒字になったとしても
借入返済が年間500万円あれば
キャッシュはマイナスになってしまいます
(10年間の資金繰り計画を作るときなど
この部分を注意しなくては銀行借入がなかなか減りません)
■経費と人件費の適正額は…
計画を作るとき社長ともめるのが
この部分です
社員を大切に思っている社長ほど
現状の給与水準を守ってやりたいし
リストラなんかもってのほかだ!
と考えています
確かにその通りです
しかし
・その人件費をかけて売上はいくら上がるか?
・その人件費をかけて原価はいくら下がるか?
↓
・その予想売上・原価が達成されるのはいつごろか?
↓
・達成まで、その人件費を維持することができるか?
を綿密に計算しないと
倒産して全社員が路頭に迷うことになります
再生計画を立てる上で
「人件費」は各部署の行動プランも
合わせて考える必要があります
■人件費が決まれば売上、原価が決まる
人件費(=営業マンや工場社員の数)が決まれば
おのずと売上や原価が決まります
そして粗利益額も決まってきます
「決まってきます」と自然に数字が浮き出てくる
ような言い方をしましたが…
決してそうではなく
人件費 ⇔ 売上 ⇔ 原価率 ⇔ 原価
の数字を少しずつ変化させ、
それに伴う行動プランを考え、
できることできないことを考え…
大変な労力と時間で計画は作られていきます
「コンサルさん過去の数字と一般的な水準で作っといて」で
できるものではなく社長、幹部と膝を突き合わせながら
徐々に形ができてくるのです
でもここまで考えて作った計画なら
後は計画どおり
・売上
・原価
・人件費(これがあまりズレない)
・経費
を達成するように打ち込むだけです
シッカリと時間を使い作った計画では
よほどのことが無い限り
大きくずれることがありません
(反対に、突貫工事で作った計画はよくズレます)
■決められたことを実行するのはカンタン
人は明日何をすべきなのか?
今からすべきことが何なのか?
ハッキリわかっていればすぐ行動できます
「なかなかお尻が重いんだよね」
という人は
すべきことが明確化されていないことが多いです
計画通りの行動プランを実行する!
と決まっていればやることは明確化されているはずです
後は「早くやれ~!」っとお尻をたたく人がいれば
行動に移せます
そして実績、結果が出ないのであれば
修正プランを考えまた実行していくだけなのです
長々と文章を書いてますが
「PDCA」をしっかりやりましょう
ということしか言っていません
P:会社が存続できる利益額から考える計画
ができればあとは行動だけです
必ず再生するという想いとミックスで
突き進んでください
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