■経理社員が忙しい理由
クライアント訪問では
社長の次によく打合せをするのが
経理社員です
そこでよく相談されるのが
「作っても誰も見ないし経理の資料を減らしたい」
誰も見ない資料を作ってるんですか?
と驚くかもしれません
私も中小企業で経理責任者をしていたので
わかるんですが…
作ってます。誰も見ないのに。
作成した当初は意味があったと思います
前任の経理社員が
「あ、この資料合った方が便利かも」
と作ったりします
それより多いのが社長の思い付きで
「こういう資料作っといて。会議で数字確認するから」
ということで
第1回会議では確認するのですが
第2回以降は議題にすらなっていない
しかし社員は言われた通り作り続ける
経理が退職したとしても
後任が意味も分からず作り続ける…
これ、多いです
そんな時は
必要かどうかの判断をするのですが
活用すればなかなか良い資料があったりするのです
■経理資料の断捨離の方法は…
まず経理資料はなぜあるのか?
再生ステージにある会社は
どんぶり勘定をやめるために必要です
資料を活用し自社の現在地(成績)を確認するのです
資料からわかることには
5つのレベルがあります
数字を見て…
①「ふーん」
(何か書いてある。読めないアラビア語などが混ざっていても気づかないレベル。数字に興味のない新入社員はこんな感じ)
②「ふーん、なるほど」
(今月の売上額が分かった。末端の社員はこんな感じ)
③「お、なかなか良かったな。悪かったな」
(先月より営業成績が良かった!など感想・感情が現れる。普通の社員はこんな感じ)
④「あの受注が良かったな。悪かったな」
(数字が良かった原因、悪かった原因を思い当たる。普通の管理職はこんな感じ)
⑤「あれが原因で計画未達だった。来月はあれをこうしよう」
(良かった悪かった原因を分析し改善策を考える。できる管理職はこんな感じ)
■相談にこられる社長で一番多いのは…
②です
(たまに資料すら作ってないので何もわからない会社もありますが…)
目指すのは⑤です
良い会社の経営者に話を伺うと
「資料を見て管理、判断せずに、社長は何の仕事をしてるのか?」
と逆に驚かれます
そうはいっても
中小企業の社長は
営業マンであり、現場作業員であり
お金の管理もしている大蔵省であったりするので
管理、判断する時間を取るのが難しいのも事実です
しかし
資料を見ない、管理しない、判断しないままで
経営が良くなることは絶対にありません
ライバル会社は管理・判断をやっています
成り行き経営だから改善策がわからず
ライバル会社に負けているのです
私は会計事務所に勤務していたこともあるので
どういう資料を作り、管理・判断するのかを
社長と共に考えることができます
「経営」という経営者本来の仕事をするために
有効な資料作りをしてください
ライバル会社に勝ち、利益を出すという
当たり前の経営をしていきましょう!
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