■1社あたり約1.2億円を銀行から借りている
少し前の日銀の発表によると全国の銀行(都市銀行、地銀、第二地銀)の
平均貸出残高は446兆円
日本の企業数は382万社(上場企業1.1万社含む)なので
446兆円÷382万社=約1.2億円/社
「日本の会社は1社あたり約1.2億円を銀行から借りている」ことになります
書いていてイメージが湧きません…
上場企業は数千億円規模で融資を受けているし
個人に対しての融資も含まれるし
信金、信組、保険会社といった金融機関もはいっていないので
全く意味のない数字だな…
注目は、1社あたりの借入残高ではなく
銀行融資残高が去年より増えているということです
銀行はどんどんお金を貸しているのです
この銀行融資残高の
前年同月比の伸び率は3.0%
ということは
446兆円×3.0%=13兆円!
この一年間で銀行は13兆円ものお金を
追加で世の中に貸出しているのです
13兆円とは
デンマークの国家予算と同じ規模です
うーん
ますますイメージ湧きません…
■返済されないお金は貸してもらえない
融資が増えた原因は
・企業の設備投資が増加している
・個人の賃貸アパート不動産投資
などです
中小企業にどれだけの配分が
あるのかわかりませんが
良い会社には
低金利で融資が行われています
皆様も設備投資したい!
商売が繁盛しているから増加運転資金がほしい!
だから低金利で融資して
と銀行担当者に言いたいところでしょうが…
資金繰りが苦しい会社の本音は
「赤字補てんのお金も貸してほしい!」
だと思います
しかし
銀行は返済されない(かもしれない)お金は
貸せません
それは融資ではなくプレゼントです
御社が
「商品を販売しても代金は回収できないかもしれない」
のであれば取引しないのと同じです
■借りるのが先ではなく、いい会社になることが先
私との相談時に
「最近、メイン銀行がお金を貸さない!ふざけとる!
倒産するやないか!借りる方法教えて。」
と怒っている社長がいます
そりゃこれだけ赤字では借りれないと思います…
粉飾バレてますよ…という決算書です
借りる前に会社を立て直す方が先ですよ……。
銀行も商売でお金を貸しています
回収できない先には貸しません
銀行融資が受けられる会社になるためには
キチンとした改善の手順があります
弊社クライアントも
自社の本当の姿を認識するところからスタートし
計画をしっかり立てて地道に努力しています
粉飾でグダグダの決算書から卒業し
本当にピカピカの決算書にするのです
資金繰り表や試算表をしっかり見ることで
問題点は自然と浮かび上がってきます
それを一つ一つ改善していけば
必ず会社は良くなります
私は社長と共に良い会社を作り上げます
13兆円を借りに行きましょう!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
経営に関するご相談や、記事に対するご質問は…
ご相談フォームへお願いします。
【メルマガ】
『事業再生の現場から
~リアルレポート~』
クライアントの現場で日々起こる事件をどう解決
していくのか?ぜひご購読ください。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

まずはお気軽にご連絡ください。
お電話でのご相談・お問合わせはこちらTEL:0120-740-105 (スマホの方は直接タップして電話可能です:平日9:00~20:00)
メールでのご相談・お問合わせはこちら 経営者の右腕として資金繰りサポート、経営計画作成支援、資金調達サポート、経理部長代行、創業支援の対象地域は以下の通りです。▶対応地域の詳細はこちら
関西地区全域(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県) 中国地区全域(岡山県・広島県・山口県・島根県・鳥取県) 四国地区全域(香川県・徳島県・愛媛県・高知県) 中部地区(愛知県・岐阜県など)※その他の地域も相談に応じます。